俺様執事のち、二重人格。









「あぁ…
こちらは、月お嬢様の
お部屋にございます。」









いきなり、
執事口調使われると
ギャップについていけない…











「…いじってるよね?
あたしの事。」







「お言葉ですが、お嬢様。
…私は、月様の
忠実な僕にございます。」





まっすぐに。
綺麗な瞳が私を捉える。










「…っ」




恥ずかしいこと言って、
様になるところが、
また怖い…。





女の子が騒ぐの
スッゴいわかる…かも。









あれ?
そういえば、ここ
私の部屋なんだよね?





ってことは、









「…爽汰って
スゴい財力がある財閥の
跡取りなんだね…。

あっ、そのブレザーの
ピンバッチは何?」






さっきから
思ってたんだけど、
アタシのと違うんだよね…。










「これは執事のランクの
ピンバッチ。

…俺、一応一番上だけど。

perfect steward
(完璧な執事)
略してPSランク。

んで、水上ホテルグループ
跡取り息子。」






「…学力。」




「学年トップ。」








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