俺様執事のち、二重人格。
「それに…俺は毎朝…」
チュッ
「これ、くれれば充分。」
ふ、不意打ち…。
さすがに
まだ、慣れない。
…いや一生慣れない。
シュバッと顔に火が灯る。
っていうか、
外国人並にコイツと
キスしてるよね?私。
しかも、私のキスって
いつもなんかの代償だよね?
これまで男未経験の子が
こんなに
キスしまくる羽目に
なるなんて…
爽汰って
キス魔っていうヤツ
なのかも。
でも、爽汰のスゴい所は
キスを気持ち悪いと
思わせない所だ。
なんだかんだ
毎回、いきなりだけど、
絶対強引にしないし…
まあ、そのせいで
拒否出来ないんだけど。
あっ、アレだアレ。
きっと、キス魔だから
変な技を会得してるんだ!!
それとも、女の子を
その気にさせるテクか
なんかかも…
…って、
なに考えてんだ、私。
「何、お前、
キスから妄想に発展した?
顔真っ赤っか。」
「ち、違う…!!」
「…はい、飯。」