俺様執事のち、二重人格。









さすがに、
顔を真っ赤にして、
目を瞑ってるアタシを
可哀想だと思ったのか、








「消毒終了。
風呂入ってこいよ。

…お前のそのカッコには
煽られ兼ねない。」





やっと、
離してくれました…











でも、なんのカッコ…?




カッコについての指摘の
意味がわかんなくて
きょとんとしてると、









「…お前、自分のカッコ
気づいてねぇだろ…」









えっ?


だから
アタシのカッコ…って?







嫌な予感がして、
とっさに下を見た瞬間、









「Yシャツ…所々小さく
破けてるんだよね。」





「みっ、見えた…?」




「何?薄ピンクなんか
気にしないけど。」







見えてんじゃんっ!!!!








「…ぎゃあああっ!!
バカ爽汰!!」



「…ばかっ!!折れてるとこ
叩くなっ!!」



「もういいっ!!
拗ねてやる、本気で!!」








慌てて、シャワールームに
駆け込み…








出てみると、なんと
爽汰さん寝てました。



…反省して
謝るくらいしてよっ!!







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