俺様執事のち、二重人格。







「…りがと。」





「あ?なんか言った?」





「…ううん。」









ホントに感謝してるよ、
ありがとう…










「喋るときくらいは
いいだろ?」


そう言って
ベッドに腰掛ける爽汰。








ん?待て待て…


男女2人、夜、ベッド…
極めつけに…隣にエロ狼!!




…なんて危ない
シュチュレーション!!










「爽汰…えっと…」


「あ?何?」


「なんでもないですっ!!」


「……」








どうしようっ!!


変に意識して
会話が出てこない…









そんな困っていた矢先、



「…あー
もうダルい。寝るぞ」


「ひゃっ!?」









手を引っ張られて、
たちまちベッドの中…



にいる、爽汰の腕の中っ!?



ってか…いつから
私の清いベッドに
ベッドインしてんのっ!!










「えっ嘘…ムリムリっ!!
ストップ、爽汰!!」


「うっせぇ。黙って寝てろ。」







そう言って
腰に巻き付けられた
男らしい腕に力が入る。



体がガッチリ
固定されて動けない…








< 67 / 84 >

この作品をシェア

pagetop