しあわせ家族*゚



「あっ!わりぃ!」



俺が投げたボールは蒼の遥か後ろへ飛んで行ってしまった。





一緒にボールを取りに行くと、一組の親子が砂場で遊んでいた。




「どーぞ」


目がくりくりの可愛い男の子が蒼にボールを渡してきた。


「ありがとう!」


蒼はお礼を言い、名前を聞いた。



「なまえは?」


「しゅん。」


「しゅんかあ。おれはそう。」






子供たちが話している間、俺は瞬くんのお父さんと話した。






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