俺様執事~TRADE KISS!【短編】


「あーもう!

私、知らないから!!」



そう声に出して枕に顔をうずめたけど、

思い浮かぶのは暁人の顔。



私はすっくと起き上がった。



「こーゆーの、性に合わないのよねッ」



部屋を出て、弟の部屋のドアを叩いた。



出てきた弟に、鷹司家の場所を訊く。

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