美容師な彼氏

この馬鹿高校に一般で入ったんだから、もちろん頭は……

悪い。


「まだ会った事ねーし、向こうの子は再婚する事知らねーんだって。反対するのが目に見えてるんだと。」


「萩太っ!進っ!練習するぞ」

「おぅ。先やっとって。」


「…反対?」

「うん。向こうは…3回目の結婚で2回目の再婚なんだけど、前夫がいいやつじゃなかったらしくて。もう、再婚なんかしないでって言われてるらしい。」

あーぁ。

どーすんだかなー。

俺はどっちでもいいんだけどなー。

「でもまぁ、兄弟で同じ高校なんて珍しい事でもねーじゃん?てか、写真とかでも見た事ねーの?」

「あー。ある。」

そーいやぁ
親父から送られて来たな。

データフォルダから探して進に見せた。
「可愛いじゃん。」

うん。

顔が小さくて長い髪の毛。
色が白い。
細いというよりぷにぷにな感じで。

可愛い。
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