【短編】甘い強引彼氏。

放課後の帰り道。

あたしは勇気を出して聞いてみた。

「あ、あのさ。城島君………」

「ん?」


勇気だせっ!!


「最近、変な噂たってるじゃん??」

「噂?」

「ほら、2組の相田さんと………」

そこまで言うと、内容を理解したのか、

「あぁ、あれは――」

そのときだった。

「光春ーー!!」

向こうから走ってくる女の子、相田さんだ。


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