【短編】甘い強引彼氏。
体育の時間。
あたしは授業のマラソンでこけてしまい、すりむいたので保健室へと行った。
「失礼しまぁす」
誰もいない……
勝手に消毒しちゃっていいよね。
救急箱から消毒液やら色々出し、傷口を手当てした。
「よしっ」
手当てが終わり、立ったとき。
「………え?」
ドアに、城島君が立っている。
なんで、いるの?
あたしはさりげなく城島君の横を通り過ぎようとした。
そのとき。
「待てよ」
腕を掴まれ、連れて行かれる。