【短編】甘い強引彼氏。
勝手なあたしの思い込みだったんだ。
あのとき、ちゃんと話を聞いてればっ。
あたしのバカバカバカバカっ!!!!!!!
あたしは保健室へと向かった。
先生はいないみたい。
だけど、
城島君はいた―――…
「城島君っ……」
息を切らしたあたしを見て、城島君は目を丸くしていた。
「え?」
「ごめんね、ごめんねっ!」
思いっきり城島君に抱きついた。
「あたし、ほんとバカだよね。城島君のこともっとちゃんと信じればよかった。ほんとにごめんね」
本当はもっともっと言いたいことはたくさんあるけど、
今言えることはこれぐらいしか……