【短編】甘い強引彼氏。

勝手なあたしの思い込みだったんだ。

あのとき、ちゃんと話を聞いてればっ。

あたしのバカバカバカバカっ!!!!!!!



あたしは保健室へと向かった。

先生はいないみたい。

だけど、

城島君はいた―――…


「城島君っ……」

息を切らしたあたしを見て、城島君は目を丸くしていた。

「え?」

「ごめんね、ごめんねっ!」


思いっきり城島君に抱きついた。

「あたし、ほんとバカだよね。城島君のこともっとちゃんと信じればよかった。ほんとにごめんね」


本当はもっともっと言いたいことはたくさんあるけど、

今言えることはこれぐらいしか……


< 28 / 59 >

この作品をシェア

pagetop