【短編】甘い強引彼氏。
放課後。
あたしはいつものように教室で城島君を待つ。
なんだかんだいって、帰りはいつも一緒に帰る。
「華っ。帰るぞ」
あたしは鞄を持って城島君へと駆け寄った。
「遅くなってごめんな」
「いいよ。委員会でしょ?」
そう。
城島君はクラスの推薦投票で委員長をしてるの。
だから、たまにこうやって教室で待つときがある。
「華……」
城島君へと顔を向けたときだった。
「……んっ」
ふさがれた唇。
「ちょっ……」
抵抗しても入ってくる舌。
ここ、学校だよっ!