【短編】甘い強引彼氏。

『キスしよ』

なんて素直に言えない俺は、

華の名前を呼んで、こっちを向いた隙に強引にキス。


可愛い声も出してさ。

結構濃厚だったかな。


やっと離した唇。

「誰かに見られたらどうすんの?」

そう聞かれたから、ちょっと意地悪して。

「別に見られねーよ。嫌だった?」

って聞いた。


顔を赤くして、

「いやじゃないよ」

って俺の服の裾つかむんだもん。



顔ぐらい赤くなるよ。



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