【短編】甘い強引彼氏。
「うん、わかった」
そう言った華。
なんか、ちょっとショック。
本当は『それでも待つよ』とか一応言ってほしかった。
まぁ、俺が先帰ってて、って言ったんだけどさ。
俺が一緒じゃなくても平気なのかな?
って思っちまう。
「ごめんな」
そう言い残して、俺はまた女子の塊へと戻った。
ほんとは止めてほしい。
あたしのそばにいてほしい。
って言ってほしいんだ。
だけど、何も言わないんだもん。
そのまま喋るしかないじゃん?