【短編】甘い強引彼氏。
「で?相談ってなに??」
屋上で美津江に聞かれた俺は
「華にどうやって接したらいいのか」
情けなく答えた。
「華って、彼女の?」
その質問に頷く俺。
「俺、マジ素っ気ないじゃん。だから、華のこと結構不安にさせちまってるんじゃないかなーって」
この言葉に、なぜか不適な笑みを浮かべる美津江。
「へー、結構彼女想いなんだ」
な、なんだよ。
「べ、別に」
「それがいけないのよっ!もっと素直になんな?」
そう言われてもなぁ……
素直、ってよくわかんねーし。