虹色パウダー




涼太は、引き寄せた桜子の頭に自分のおでこをゴンゴンって当てながら言った。




「だからお前が悪いの。意味わかる?」



涼太が手を離すと、桜子はふわふわ浮いてどこかへ行ってしまいそうだった。


顔は真っ赤。


目はうつろ。




もう興奮状態で、思考回路は完全にストップしているだろう。



「おい。わかんねーの?」




覗きこむように桜子の顔を見た涼太。






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