虹色パウダー



昼休み、涼太との昨日の公園デートの報告をした桜子。




教室の中にいるみんなが驚いてお弁当を落としてしまうくらいの大声が響いた。






「まじーーーーーーー!?」


「すごーーーーーーい」





サッキーと雪乃ちゃんは、お弁当を食べる手を止め、桜子の話に聞き入っていた。




「それって両思いじゃない?桜子やったじゃん!!」


「セブン君って結構積極的だったんだね」



桜子は、胸がいっぱいなようでお弁当を半分以上残していた。




「お前、食欲ないの?食っていい?」


声をかけてきたのは……

今1番心配な男、淳平だった。




淳平は相当鈍感なようだ。

それとも気付かないフリをしているのか?


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