虹色パウダー




「ベッドに座っていい?」



「いいけど」




俺、不器用だから。


恋愛に対しては、意外に臆病だし。





雪乃に寄り添ってみた。




様子うかがう為に。



家に誘うってことは、まんざらでもないんじゃない?



俺に少しは惹かれてんじゃねぇの?






肩に手を回した。


慣れた風に。


でも、心ん中はドキドキで……






「いやっ!!」




泣きそうな顔すんじゃねぇ。






その時、俺は見つけてしまった。


雪乃の机の上に置いてあったDVD。




タイトルは……





< 250 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop