虹色パウダー
「ベッドに座っていい?」
「いいけど」
俺、不器用だから。
恋愛に対しては、意外に臆病だし。
雪乃に寄り添ってみた。
様子うかがう為に。
家に誘うってことは、まんざらでもないんじゃない?
俺に少しは惹かれてんじゃねぇの?
肩に手を回した。
慣れた風に。
でも、心ん中はドキドキで……
「いやっ!!」
泣きそうな顔すんじゃねぇ。
その時、俺は見つけてしまった。
雪乃の机の上に置いてあったDVD。
タイトルは……