虹色パウダー
キスをした。
何度もキスをして、キスをするたびに桜子が好きになった。
ってことは、エッチしちゃったら、もっと桜子を好きになるってことだろ?
それが楽しみだけど、ちょっと怖かったりもする。
サッカーと比べることはできない存在だけど、サッカー以上に大事になってしまいそうなんだ。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか……
昨日の夜、桜子は俺の足をマッサージしてくれた。
いつもの公園で。
俺がふくらはぎが少し痛いと言うと、桜子は優しく俺のふくらはぎに触れた。
高校1年生の男をわかってねぇんだよ!!
そんなことされると、興奮するんだって!
桜子は健全な気持ちでマッサージしてくれてるんだと思うけど、こっちはそれどころじゃないんだよ。
あぁ、もう押し倒したい……
って思ってしまうんだ。
このまま、俺はいつまで我慢できるんだろう。
幸い、俺と桜子はいつも公園デート。
だから、大丈夫。
もしも……
桜子の部屋や俺の部屋でデートしたら?
間違いなく、俺は我慢できません。
仕方がないんです!!
それが男ってもんなんです。