虹色パウダー


机を3つくっつけてお弁当タイム。


加わった少女の名前は、下柳咲子。



偶然にも3人のお弁当のおかずが、ハンバーグだった。



「すごいね~!!」


「お母さん同士、話し合ったのかなぁ?」


「びっくりだね!!」



これって運命なんじゃない?



僕は、この3人がこれからのお互いの人生に、大きく関わってくるだろうと予感した。



「私、樋渡桜子。桜子って呼んでくれていいよ」



桜子のあだ名は『桜子』なのか。

そのままだけど、僕が思っていた通りで嬉しい。



「私は・・・・・・山下雪乃って言います。何て呼んでくれてもいいよ」


「私、下柳咲子でーす!中学では『しもちゃん』って呼ばれてたんだけど、高校になったらもう少しかわいいあだ名で呼ばれたいんだ~」



僕の中では、3人のキャラが決まった。


雪乃ちゃんがおしとやかなおっとり系。

咲子ちゃんはムードメーカ的面白い系。



そして、僕の桜子は・・・・・・

やっぱり3人の中では一番お洒落で、

大人っぽくて、かわいくて、それでいて面白くもあり・・・・・・




って・・・・・・


僕は桜子の何なんだ?





< 35 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop