虹色パウダー
内向的というトボ助の性格を僕の頭の中で書き換える。
積極的で女好き。
「おっと!!こうしていられないな」
トボ助は、またトボトボと歩きながら階段を上る。
そして、入った教室は・・・・・・1年1組。
桜子のクラスの担任だった。
よりにもよってどうして、桜子の担任なんだーーー!
今まで何度も、ホームルーム中に教室の中にいたのに、僕は桜子しか見ていなかったんだ。
女好きのトボ助、桜子の半径1メートル以内に近付くと、僕が許さない。
と、そう思った瞬間・・・・・・
教室の扉付近に立っていた桜子の肩に・・・・・・!!!!
手を乗せた。
触るな!
僕と涼太しか桜子に触れてはいけない。
僕がそう決めた。