虹色パウダー



大きな一歩。


桜子と涼太は確実に近づいた。




大きな瞳に涙いっぱいためた桜子は、教室で待っていたサッキーと雪乃に抱きしめられた。



涼太は次の授業中、ずっとスーパーボールを机の上でポンポンと弾ませていた。




何を考えているんだ?



涼太……





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