二人の秘密
翌日、はりきって学校に行ったが、潤くんの姿はなかった。
多分、今日も仕事か何かだろう…。
本当に忙しいんだなぁ……と痛感した。


舞「いないね。」

愛「うん…。仕方ないよ、仕事だろうし。」

田中「席つけ。出欠とるぞ。遅刻は星川と……猿谷か…」


ガラガラとドアが開いた。


猿谷「すんません。」

田中「早く座れ。」

猿谷「はーい。」


アハハハ…(笑)
猿谷がふざけた言い方をし、みんなが笑った。
その時だった。


星川「すみません。遅くなりました。」

田中「早かったな、座れ。」

星川「はい。」


来た!!来た!!
星川潤が来た!!
早朝だけ仕事だったのかな?
よっし………声を………かけるぞ……。


やっぱ、みんながいる前じゃ無理だ!!
あとで………。


猿谷「おはよ。」

潤「おはよう。」

田中「遅刻なしと……。最近、近所で不審者が出ているようだ。盗撮に、露出に、色々あるようだ。特に女子は集団で帰るよう、気をつけなさい。」

はーいと返事をした。

田中「HRは終わりだ。じゃあな~。」


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