二人の秘密
舞「じゃあ教室に戻ろうか?」

愛「潤くんいる?」

舞「いるんじゃない?」

愛「どうしよう……また倒れるかも」

舞「いや、逆に助けてもらえるかもよ?」

愛「////」

舞「なに照れてんの?2時間目始まるよ」

愛「うん……」


私は胸をドキドキさせながら、教室へ向かった。
舞くらいの度胸を私も欲しかった…。
心臓の音が周りに聞こえてそう……。
そんなことを考えている間に、教室に着いた。
舞がガラガラとドアを開けた。


舞「あれ……?」

愛「いないの?」

舞「みたい」

愛「良かった…」


私はなぜかホッとした。
なのに、後ろに……


潤「ごめん、通っていい?」

愛「へぇ?」


爽やかな匂いと共に、潤くんが現われた。
私は再び意識を飛ばした……。


潤「うわっ、大丈夫?」

舞「ありがとう!!この子よく貧血で倒れるの。」

潤「そうなんだ、大変だね。」


倒れたのに、俺のサインを両手にギュッと掴んでいるから、すごいよな…離してないし。


潤「保健室連れてく?」

舞「いや、たぶん平気だから。イスに寝かせておけば大丈夫。」

潤「そう…。」


本当に大丈夫なのか?
てか原因は俺…?
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