学校の怪談・続編
長渕類は校舎裏のすみっこに、うずくまって座っていた。

泣いてるようだった。
「…長渕君」
少しびくっとさせて、こっちを見た。

「君は…同じクラスの小原君だよね…」
声は鼻声になり、目は真っ赤になっていた。
「何かさ…大丈夫?」そんな事言われるとは思ってもみなかったらしくて、びっくりしていた。
「え…あ、うん…ありがとう」
俺は、とりあえずティッシュを長渕に渡した。
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