(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
部屋に入ると坊っちゃんはバスローブを着ながら新聞を熟読中だ

カッコいいんだろうか…



私にはクサイ外国映画の一場面にしか見えないけど



「坊っちゃん、朝食をお持ちしました」

「おう」

莉子先輩は慣れた手つきでテーブルに配膳する



この仕事は決められた人しか出来ない



そもそも坊っちゃんや旦那様達の部屋に入れるのはベテラン、もしくは上級メイドの仕事だ



私みたいなペーペーは、その仕事を食い入るように見つめた


こんな機会、滅多にない!


「おい、小桃…」

「はい、何ですか?」

「今日からそこの新聞、起きて朝食が来るまでに全部目を通せ!」

「はあ…」

と言いながら言われた先を見ると、な、な、何社分!?

私は慌ててめくると、5社分もあった…



私、何時に起きればいいのよ…



「さて、飯、飯!」

そう言った瞬間、莉子先輩はさっといなくなった…

さっすが、プロ!



「小桃…」

「はい…」

私が振り向くと、そこには色気をふりまくってる坊っちゃんがすぐ顔の近くで立っていた!


な、ナンデスカ?




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