(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
とりあえず秘書としてと言われたのでスカートのスーツを選び、ストッキングと靴を合わせた

秘書のイメージから、髪をピシッとまとめて結い上げ、習いたてのフォーマルメイクで仕上げる

鏡でチェックして部屋から出ると東海林さんが驚いた顔で笑った

「すごいですね、小桃さん!秘書って感じです」

「大丈夫ですかね?」

「大丈夫です!むしろバッチリですよ」

東海林さんがニコニコ笑っていたので、私も何だか笑顔がこぼれた



「よし、第一試験は合格だな!まあ見れるようになった…」



かっちーん…

別にそんな誉め言葉なら、いりません!

と思ったけど、頭にきたので嫌な笑顔を向けてやった

「ありがとうございます、ご主人様!」

「じゃ、東海林。今日は上がってくれ」

「はい」

「え!?東海林さんは来ないんですか?」

「だからお前が来るんだろ?」

「え?でも私、何をすれば…」

「どーせ飯食って、俺様の後について来るだけなんだから、黙って近くにいればいい」

………そうですか


かくして私とご主人様は2人で街へと出掛けることになりました…

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