(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
ちょっとリッチそうなレストランに連れていかれ、VIP席に案内される

えーと…ナイフとフォークは外から使って…

坊っちゃんは何か自慢話ばかりしていたが、私の頭にはあまり入ってこなかった


初めての実地試験!

ド緊張!!!!



スープ、前菜…

笑顔を顔に張り付けて、私は何とか食事を済ませる事ができた






「お前、ちゃんと食えたか?」

「食べられました。…まあ、緊張しましたが…」

「つまらん奴だな…。せっかく旨いものを食ってるんだから、味わって食べろよ」



…だったら中間テストとか言わないで欲しいんですが!



ふくれた私を余所に、私達は車に乗り込み、「じゃあ、次はいつものところ」と坊っちゃんが言うと車が走り出す


着いた先はとんでもない造りの建物で大音量が響き渡る所だった…

「…こ、ここは?」

私が怪訝そうな顔を坊っちゃんに向けると、「お前、クラブも知らねーの?」としみじみバカにされた…


知らねーよ!!



私はまだ15だ



坊っちゃんが車から出て歩き出してしまったので、私は圧倒されながらも慌ててついていった


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