(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
結局のところ………


何となく雰囲気は掴めた


あとは自分用に応用するんだ

坊っちゃんは必ず相手を誉めたり、認めたりしていた

その後に上手に断る…

相手を不快にさせないように

私だったら何て言われれば納得いくんだろう…?



必死に考えた



次の日も、勉強の合間には必ず考えた



また夜が来る



今日もまた行くだろう…



相手にいい思いをさせて断る方法…






やがて時間は来て、勝負の時間


私はいつものスーツをやめて、カジュアルな服装を選んだ


習いたての化粧をして、わざと大人っぽく見せ、髪型も変えた




「東海林さん、どうですか?」

部屋を出て自分の姿を聞いてみる

「おお!輝いてますよ!クラブの女王になれます」


………そんなの、なりたくないよっっ!



「へぇ、…いいじゃん」



珍しい…


坊っちゃんから否定じゃなく肯定な言葉が出るなんて!!

こりゃあ、今日はイケてるぞ、頑張れ私!


私は深呼吸して自分を落ち着かせた



よし、行くぞ!!


いざ、出陣!






< 27 / 67 >

この作品をシェア

pagetop