(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
「ただの『秘書』ですが、何か?」

「あ、いえ…」

錦城さんは苦笑いした

「どうやって秘書にのしあがったのかな〜と」

「私は冬馬様の屋敷の使用人だったのですが、都合によりなっただけです…」

「なんだ、使用人か〜」

錦城さんがニコニコすると、回りがヒソヒソ始める

「冬馬様とは一切、何にもありませんので…」

強調して前を見つめた


だって本当の事だしね!



入学式だろうが、何だろうが、暇な時間ができれば色々な人が私を見に来る…


な、何なのよ!!


私はプルプル震える手を抑えて、黙って机に座っていた




「小桃、飯行くぞ!」

ざわざわしだしたと思ったら、突然坊っちゃんが教室に入ってきた!

えぇ?な、何で!?

「飯だ、飯!!」

「あ、はい!」

私は急いで立ち上がって坊っちゃんの側に寄る

「何だ、このギャラリー?」

「ご主人様の秘書というだけで、この様です…」

「へぇー、俺様パワーか」

いや、そこ…ちょっと違うだろ?


私は坊っちゃんについて歩くと、学食に連れていかれ何かすごい定食が出される…

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