(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
すんごいホテルで、SPの多さにビックリ!!!

きっと、貸し切りなんだろうな〜

なんて思いながら堂々と(いうフリだけをして)会場に入る


ウソ!!

テレビで見たことある人ばっかり!!!

ちゃっかり興奮しつつ顔に出さないよう笑顔を作る



「顔、にやけてんだけど…」


むかっ!!


キッと引き締める


「お前でもにやけるんだな〜」

「そりゃあ、知ってる顔があれば…」

「ふーん、ミーハー」

「はぁ?」

イラッとした顔をした瞬間、坊っちゃんの顔がさっと笑顔になった


「お久しぶりです!倉科さん!」

その変わり身の早さに思わず動揺するも、慌てて私も相手の顔を笑顔で見つめる


倉科?どっかで聞いたことあるような??


「これはこれは…冬馬さま久しぶりです」

二人が握手をかわす

「先日の舞台、最高でした!」

「こちらこそ、あんなに素敵な花をありがとう」

「小桃、こちらは倉科さん。世界を代表する劇作家をされている」


劇作家…


「倉科さん、こちらは連れの小桃です」

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