(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
「何ですか!?そんな事一言も…」


「しかし、こちらも嘘をついている。お前はルールを知ってるだけじゃないだろ?ある意味それはおあいこだ」


「でも、クラブ活動の人とお遊び程度ではレベルが…」


「だがな、小桃…お前は天性の勝負事の強さを持っている。お前は集中さえすれば、奴にも負けないだろう…」


「私が…?」


「いいか、集中しろ。俺様とやってる時の倍!
ああいう奴は、自分が負けそうになると卑怯な手を使って邪魔をしてくる。耳を貸すな。チェスだけ見ていろ!」


「……………はい」




頭が真っ白になる


会場に戻ると、席とチェス盤がすでにセッティングされていた


ギャラリーは多数


面白がってる人…


気の毒がる人…


見た事ある人々が、興味本意に群がっている


私は…見せ物だ


そうして、向こうから梶屋敷が歩いてくる


私は坊っちゃんを見つめると、坊っちゃんは優しい微笑みを作って大きく頷いた


「集中しろ」


あの言葉だけ胸に置いて












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