(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
私だって困るわ、そんな勝手なワガママ!

「そんなの、東海林さんに頼んでください!」

「アホか!東海林は通いだ。これでも直ぐに飛んできているが、どうせなら住み込みのお前の方が都合がいいだろ!」

「でも、いつ部屋を開けられるか…」

「バカか、お前は!誰がお前の部屋なんか覗くか!そこまで困ってねーよ!」

ムッカ〜

超勝手!!

「わかりましたよ!その代わり、私の部屋に来るときは必ず私が『いい』って言ってから入ってくださいね!!」

「はあ?当たり前だ!」

当たり前!?

アンタには常識なんて通用しないでしょうが!

「わかったらさっさと引っ越しの準備をしろ。明日から早速予定が入ってるんだからな!」

そう言うと、ポンと何かを投げてきたのでキャッチした。

それは高級そうな赤い皮で作られた、何かのマークが入ってある手帳だった

これって何かのブランド物だなと、恐る恐る触りながら中を開くと、目が飛び出しそうだった

明日からの日付に細かく私の予定がびっしり書かれていたのだ

「あの…、これって…」

「だから明日からのお前の予定だ!その手帳はくれてやるから重宝しろよ!」

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