TнE ИeχΤ ΟF DеАтн
…煩い!

…黙れよッ!!

心の中で悪態をつきながら ゆっくりと立ち上がる。

ふらついてもいないし 何とかなりそうだ。

右側では亮介が心配そうな顔をして
俺を見てる。

〈格好悪いな…俺〉

公衆の面前で晒した醜態ばかりが気になり 自分に起こった異変よりも
そっちばかりが気になった。


無駄だと知りつつも 一応泣き声の主を探してみたが


案の定 それらしき人物は見当たらなかった。


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