君の左手を
親指。


すれ違うたび、振り返ってまで見てしまう。


教室の窓から、いつも君を探してしまう。


四六時中、君のことばかりで。





そんな私に、君は気付いてさえいないけれど


それでもいいと思ってしまう



ずっと、このままでいいと思った。

ずっと、このままがいいと思った。





         

      どうしようもなく好きになってた。


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