チロル




チッ―――チッ―――


針が動いて時間が過ぎっていった。

蓮の時間が止まってからアタシの時間も止まっちゃったよ。

雅は、すぐに進みだした。


そんな雅に怒りを覚えながら、どこかでは、〃蓮は雅のこんな所が好きだったのかな。〃って思うことがあった。


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