まりぉchanの秘密。






「痛っ!!」






「ごめん。ちょっと濃くつけたから痛かったか?」







うん。でも大丈夫。と優しく言ってくれた。






「キスマーク付けといた。俺のって印。」




真莉乃はびっくりした様子だったがしばらくして嬉しそうな表情に変わった。






「嬉しい…。」






その顔はまるで結婚指輪をもらった女性のような顔だった。
絶対誰にも触らせねぇ…
そう意気込んでいた時、









【ピ――――……ガガガ】









穏やかな雰囲気に合わない機械音が真莉乃の制服をきれいにした合図をだす。









おかげで、真莉乃も俺も我にかえることができたんだけどな。








< 103 / 274 >

この作品をシェア

pagetop