まりぉchanの秘密。
「ちょっと…汚いなぁ…。」
噴き出したのはもちろん巳來お兄様。そんなに柚芽さんのはなししちゃいけないのかなぁ?
「な…なんで…まさか、さっきの電話…聞いて?」
巳來お兄様はさっきと違う蒼白とした顔をしていた。さっきとは逆の笑顔で
「はい、ばっちり。それに愛してる、また、夜にって♪」
そのとたん、巳來お兄様の顔が真っ赤に染まった。そんなに恥ずかしいならあんな堂々と言わなきゃいいのに…
「それ、美優に秘密な?」
耳元で甘く囁いた。
もちろん、あたしはなれてないからドキッとする。
やっぱ勝てないや…