まりぉchanの秘密。







「……、……真莉乃!!」





あたしは誰かに呼ばれた気がして、目を覚ました。
あれ、ここは………あたしの家。
なんであたしこんなことに…
でも、それ以上に心に残ったもの
……なんで健伍の顔が?




「あ、あたしなんでここに?」





視界の隅に健伍の顔が見えたから、健伍に聞いてみることにした。






「はぁ?ふざけんなよ。お前門のところで倒れたろ。」





あ、そんなことあったような、なかったような…

さっきあったことを思い出していると健伍に抱きつかれたことを思い出した。




『泣いてんなよ…。』



抱きつかれながら言われた一言を思い出してはっとした。
体が熱くなったと自分でもわかったから。


これじゃ、まるであたしが健伍のこと……











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