まりぉchanの秘密。

『ふんっ!!!!』





そう言って乱暴に歩いていく足音が聞こえた。
やっと、終わったか…






『困ったなぁ…これじゃ、俺が入って取る隙間もねぇな。』







そう、小声が聞こえた。










「わわっ!!」





突然、耳をつけてた扉が開いた。
目の前には…桃井さんの姿。
桃井さんが驚いた顔をしている。






「あ…えっと。聞いてたの…ですか?」






桃井さんが冷静を失って言葉が詰まってた。







「えっと…まぁ、ところどころ聞こえませんでしたが。」






嘘だけどね。
あんな大声で話すもんだからほとんど聞こえてた。





「あ……そうですか。それでは私はこれで失礼します。」






ほっと安心したような顔を見せて部屋を出て行った。