まりぉchanの秘密。
「実は、来週彼女の誕生日…でして。」
圭介君がボソボソ話し出す。
「それで、彼女に…その、ネックレスを、買おうと思ってるんですけど…。」
言葉を途中切らしながら恥ずかしそうに話す。
そして、思い切ったようにあたしの顔を見て
「だから!!真莉乃様に買い物のお手伝いを頼もうかと!!!」
そっかー…
一途な男の子っていいなぁ…
ほわほわと浮かれた気分になりながらあたしは行くことにした。
「いいよ♪あんまセンスないかもしれないけど…あたしでよかったら。」
笑顔で答えると、『ぜひ!!!』と言ってリビングを出て行った。