まりぉchanの秘密。
「すみません…。彼女へのプレゼントなのに真莉乃様に買ってもらって…。」
圭介君が隣でショボーンとしている。
「気にしないで♪その分しっかりと働いてもらうから。」
『はい!!』
あたしの言葉を聞いて、安心したみたい。
よかった。
じゃあ…
「こんどは美人彼女さんに振られないためにかっこいい服でも買いに行きますか!!」
あたしは、圭介君の腕を掴んでお店へ向かった。
これから、ファッションショーだ―――!!
5件位回ってたくさん買った。
「今日は、ありがとうございました!!」
家の前に着いたとき圭介君が頭を深く下げてお礼を言ってきた。
そんな感謝されるほどした覚えがないけど。
「全然いいよ。来週頑張ってね。」
圭介君はプレゼントの箱をしっかりと握り締めて
『はい!!』と叫んだ。