まりぉchanの秘密。







「俺、真莉乃が小さい時からずっと好きだったのに。ボーっと突っ立ってると誰かに簡単に取られるもんなんだな。」









そう言って苦笑した。







「だから、勝負は絶対に負けない。俺はお前のためでもあるけど……」






ちゅっとあたしの頬にキスして一言。





「お前に迷惑と分かっていても、俺のために戦う!!!」







そう、『誰かに』しっかり聞こえるようにあたしに宣言して
部屋を出て行った。







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