まりぉchanの秘密。
「あたしは、この白のドレスがいい。」
…。今白っていった?
言ったよな?
心のなかで熱いものが膨れ上がってきた。
嬉しくて、嬉しくて…。
白のドレスを選んでくれたことが俺を選んだことのように思えて。
「っしゃ。」
小さくガッツポーズをした。
「ねぇねぇ、これ、今着てみてもいい?」
突然真莉乃が目をキラキラ輝かせながらメイドに聞いていた。
……マジで?
いや、俺的には嬉しいけど。
「いいですよ。では、真莉乃様こちらへ。」
嬉しくて顔を真っ赤にさせていた俺をちらっとみて腿井が笑顔で言った。
さすが、腿井。わかってる。