まりぉchanの秘密。








俺はできるだけ手の中にあるものを見ないように洗濯機の中に入れた。





「中森ぃ。」






不意に真莉乃から声がかかった。







「なに?」







「ぁのさぁ…お願いしづらいお願いなんだけどさぁ…ぇっと…あのさ…」










「あぁぁ!!もう!とっとと喋ろよ!!」









「背中…拭いてくれない?」









「ブフォァ!!」








つ…つい噴き出してしまった。








だって、彼女の背中を彼氏が拭くって…ありえない。
いや、ありえないことはないかもしれんが…
抑える自信がない。





どうか、どうか誘われませんように…
俺の理性総動員できますように…





どうか、襲いませんように…………









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