ぽ ん ス ケ
ピンポーン
「いまシャワー中。」
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
「…怒」
バンッ
「うぉっ!お、なんて格好してんだお前!」
「うっるさいわねぇ!なんなのレディのバスタイム中に!!」
「風呂中だったのかよ~。だったらそう言えよ。」
「言ったわよ!なんなの!覗きにきたなら帰って!」
「ちーがうって!
これ!見て!」
「・・・なにその泡吹いて気絶してるたぬき。」
「たぬきじゃねーよ。ねこだよ」
「いやたぬきでしょ」
「たぬきはもっと汚いだろ?」
「ねこはもっと可愛いわよ…で、どっちにしろ、それが何なの?
まさかうちで飼ってとか言うんじゃないでしょーね?」
「違うって!だいたい俺、獣医だし~」
「獣医がたぬきと猫の区別もつかんのか…
で、なんなのよ」
「聞いて驚くなよ?
こいつ、人間のことば喋るんだ!!!」