【短】あたしの学校は元男子校!?
「あと…あたしの名前姫じゃない…」
「はいはい!!紅葉ね!!」
………!?
いきなり呼び捨て!?
そんなことだけで、ドキドキするあたしはバカ??
「あなたの名前は何て言うの??」
さっき拓也君と一緒に、登校してきていた男の子に声を掛けた。
「俺は、桐谷吾磨」
「そっか。よろしくね」
何でだろ…。
この人の名前だけは、聞いておかなくちゃ!!って思った。
あたし、ヘンだ…。
「じゃあ…王様ゲームやろうぜ」
みんなの視線が割り箸1本1本に集まる。
王様の言うことは、絶対だもんね…。
あたしたちは、割り箸を1本1本引いた。
「あ〜俺王様!!」
声を上げたのは、拓也君だ。
あたしは、3番だった。
「じゃあ…3番と6番が〜…」
あ…あたしだ!!