【短】あたしの学校は元男子校!?



「抱き合う!!」


「え…!?」



あたしは思わず、大声を上げてしまった。



「え…紅葉なの!?」



拓也君が驚いている。



「うん…」



あたしが頷くと、拓也君はいきなりあたしを抱き寄せた。



「それりゃあ、無理だね。紅葉は俺のもんだから」


「おいおい。いつお前のもんになったんだよ??」



俊也が突っ込んでいる。



「6番誰〜!?」



拓也が聞いた。



「俺…」



その相手は、吾磨君だった。


何でか分かんないけど、凄く嬉しかった。



「何秒抱き合えばいいの??」



「やっぱナシナシ〜!!」


と叫ぶ拓也を俊也が止めている。



「30秒!!」



俊也が叫んだ。



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