【短】あたしの学校は元男子校!?



あたしは、そのまま吾磨君に抱き寄せられた。


あたしの胸はドクンドクンと高鳴っている。


あたしも、吾磨君の背中に手を回した。



「30、29、28…」



みんなのカウントが聞こえる。



終わって欲しくない。


ずっと、こままでいたい。



何故かそう思っている自分。



「23、22、21…」



顔が熱くなるのが分かる。


顔から火が出てるみたい。



「15、14、13…」



半分が終わって、ちょっとガッカリしてる自分。


何で??



「7、6、5…」



嫌!!



「2、1、0!!」



カウントが終わって、あたしは吾磨君の胸から離れた。



ずっとああやっていたかった。


なんて、願いも叶わず…。



< 18 / 57 >

この作品をシェア

pagetop