【短】あたしの学校は元男子校!?
あたしは、そのまま吾磨君に抱き寄せられた。
あたしの胸はドクンドクンと高鳴っている。
あたしも、吾磨君の背中に手を回した。
「30、29、28…」
みんなのカウントが聞こえる。
終わって欲しくない。
ずっと、こままでいたい。
何故かそう思っている自分。
「23、22、21…」
顔が熱くなるのが分かる。
顔から火が出てるみたい。
「15、14、13…」
半分が終わって、ちょっとガッカリしてる自分。
何で??
「7、6、5…」
嫌!!
「2、1、0!!」
カウントが終わって、あたしは吾磨君の胸から離れた。
ずっとああやっていたかった。
なんて、願いも叶わず…。