【短】あたしの学校は元男子校!?
「可愛い!!」
その途端、俊也君が抱きついてきた。
「…!?」
みんなに注目を浴びている。
「ちょ…俊也君…」
「マジで可愛い。今日から、俺の女になって??」
えぇええぇぇえぇえぇええ!?
俊也君の、おおおお女!?
「ダメ??」
「ダメって言われても…」
何て答えればいいか、分かんない。
「じゃあいいってこと!?」
「いいってわけでも…」
結構クールに見えていた俊也君も、拓也君と同じ部類だったなんて…。
ここの人たちって、何でこう同じ部類の人ばっかなの!?
相馬と吾磨君は、別だけどね…。
「まぁ…いいや。ちょっと、抜けだそう」
「え!?」
あたしは、俊也君に強引に連れて行かれる。
「ちょ、ちょっと!?俊也君…」
あたしのことなんて、完全に無視。