【短】あたしの学校は元男子校!?
「あたしは、桜井紅葉。よろしくね☆」
あたしは、笑顔で言った。
相馬は、何故か呆れている。
何でだろうね…。
「………」
その子は、黙っている。
「何て呼べばいい??」
「じゃあ…周で…」
そう言うと、周くんは先に行ってしまった。
「周くんって面白い子だね♪」
「いや…俺は、ちょっと嫌い」
「え…何で??」
あたしは、首を傾げる。
「何となく…」
「何となくか〜…面白い子だったのに…」
あたしは口を尖らせた。
「ってか、早く行こうぜ。遅れるんじゃね??」
「不良は遅れてもいいんじゃないの??」
「うるせ〜」
相馬がそう言って、追いかけてきた。
あたしは、高校の方へ逃げた。